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サイズ19.0 x 13.90 cm(ポケットスコア) ページ数: 総譜: 92
出版社: Ernst Eulenburg GmbH
オイレンブルグ版
セレナード ニ長調 KV203(189a)
作曲 1774年8月 ザルツブルク
編成 オーボエ(フルート)2 ホルン2 トランペット2 ヴァイオリン2部 ヴィオラ チェロ コントラバス(ファゴット)
構成 第1楽章:アンダンテ・マエストーソ─アレグロ・アッサイ ニ長調 4・4拍子 第2楽章:アンダンテ 変ロ長調 3/4拍子 第3楽章:メヌエット ヘ長調 3/4拍子 第4楽章:アレグロ 変ロ長調 4/4拍子 第5楽章:メヌエット ニ長調 3/4拍子 第6楽章:アンダンテ ト長調 2/4拍子 第7楽章:メヌエット ニ長調 3/4拍子 第8楽章:ブレスティッシモ ニ長調 2/4拍子
この時期のモーツァルトの曲は充実したものが多く、今日でも傑作とされ、コンサートのプログラムに載るのものが多い。
74年の夏に書かれたこのセレナードもその中の一曲である。
KV185(167a)同様、「フィナル・ムジーク」として作曲されたとする説の他、大司教コロレードの命名の祝日のためであろうともいわれるが、詳しい成立事情は不明である。
華やかで力強い作品だが、楽章構成が特に話題になる。
8つも楽章があるため、冗漫にならないように、冒頭楽章と第5楽章以降が、シャープ系の調であるのに対し、第2楽章から第4楽章まではフラット系で構成されている。
また、この3つの楽章ではヴァイオリンの独奏が活躍し、他の5つの楽章から浮き上がらせてある。
いわゆる、長大なセレナードの中に、ヴァイオリン協奏曲が1曲そのまま組み込まれているかたちになっている。
前作KV185(167a)での手法をさらに進化させた姿と言える。
第1楽章は、悠々たる序奏とフレッシュな主部との対比がすばらしい。
協奏曲部分での華やかなソロ、第6楽章での弱音器付きのヴァイオリン声部とオーボエの秘めやかな対話などは必聴である。










