参考価格: 3,969円(税込) 在庫無し
サイズ30.5 x 22.8 cm ページ数: 67
出版社: INTERNATIONAL MUSIC COMPANY
インターナショナル・ミュージック・カンパニー版
収録曲
Sonata No.1 BWV1001 g-moll ト短調
Partita No.1 BWV1002 h-moll ロ短調
Sonata No.2 BWV1003 a-moll イ短調
Partita No.2 BWV1004 d-moll ニ短調
Sonata No.3 BWV1005 C-Dur ハ長調
Partita No.3 BWV1006 E-Dur ホ長調
無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(全六曲)
バッハはヴァイオリン独奏のための六曲のソナタを残した。この六曲のソナタは、普通にいうヴァイオリン・ソナタのようにピアノ、またはチェンバ口と重奏しているのでもなく、それを伴奏としているでもなく、まったくヴァイオリンだけで独奏するものなので、普通には無伴奏ソナタといわれている。
ヴァイオリンという旋律楽器に充実した音楽をあてるためには、バッハは、これをできるだけ和声的に、また対位法的に用いた。すなわち、バッハは、この楽器に可能なあらゆる和音を要求したのはもちろん、ほとんど不可能に見える対位法もおくすることなく演奏させているのである。その対位法には、カノンもあり、フーガさえある。
しかし、そのほかに、一見単音旋律と見えるものも、バッハはしばしば対位法的に書いた。それは、クルトのいわゆる擬似複音楽で、バッハの音楽には少なくないのであるが、無伴奏ソナタにはとくに多い。こういういろいろな方法を用いているので、バッハの無伴奏ソナタは、響きが十分豊かになって、他の楽器の助けを必要としないのである。
こういう技法は、バッハがすべて独創的に考え出したのではなく、その前にも行われていたが、バッハは、それを極度に精巧化して、表出力を高め芸術的なものとした。
バッハの無伴奏ソナタ六曲は、じつは、その半分だけがソナタで、残りの半分はパルティータ(組曲)である。しかも、普通にそれをみなソナタと呼んでいるのは、主として便宜上のことであるが、しかし、当時の呼称としては必ずしも不当とはいえない。というのはそのころは、組曲もソナタの一種(室内ソナタ)にほかならなかったからである。これに対して、普通にいうソナタは、教会ソナタのことである。すなわち、,バッハのソナタ全六曲は、教会ソナタと室内ソナタのことなのである。そのなかで、偶数番号のものは室内ソナタすなわちパルティータである。










