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サイズ30.5 x 22.8 cm ページ数: 87
出版社: INTERNATIONAL MUSIC COMPANY
インターナショナル・ミュージック・カンパニー版
左ページが印刷譜、右ページがアンナ マグダレーナ バッハの手書き写本のファクシミリになっていて、比べながら練習ができます。J.S.バッハの直筆譜は存在しないので、この妻による写本は、一番信頼できる物とされています。
収録曲
無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012
無伴奏チェロソナタともいわれますが、正しくは組曲です。
無伴奏チェロ組曲(全六曲)
バッハはケーテンの時代、すなわち1717年(32歳)から六年のあいだに、六曲のチェロ組曲を書いている。それらは、すべて無伴奏である。
バッハのチェロ組曲は、六曲ともすベて、最も標準的な古典組曲の形をとって、これにアリアや変奏曲などは加えていない。
バッハのヴァイオリンの無伴奏曲にはソナタもあり、パルティータもあったが、チェロの方は六曲ともことごとく舞踏曲による組曲となっている。パッハがチェロのために無伴奏ソナタを書かなかった理由については、昔からいろいろ論議されているが、ようするに、チェロの音色は、当時は技術的にも地味なもので、その表情も重々しいものであったから、ソナタのように、華やかな主題の展開のうちにその演奏技巧の美しさを示すという曲には、あまり適した楽器ではないと考えたものであろう。
バッハの時代にも今日と同様の楽器はあったが、多くはヴィオラ・ダ・ガンバ、あるいはバリトンと呼ばれる、過去に属する楽器が用いられ、その音色も、演奏技巧から来る効果も決して今日のチェロのように輝かしいものではなかった。
おそらく当時の楽器と、その演奏技巧とで長い時間をようするソナタのような曲が書かれたとすれば、聴き手はたちまち退屈してしまったであろう。
しかし舞踏曲は、形式が簡単であり、短い部分の繰返しが多く、リズムが明確であるから、その感情も経快である。また主題の複雑な発展の経過も少ない。しかも各曲がそれぞれ短く優美であり、宮廷で日常親しまれていた舞踏曲をならべて組曲としたことは、当時のチェロの特性に対して、十分に適当であるという見解によるものと思われる。
バッハのチェロ組曲は、この作曲家の、弦楽器に対する広い経験と、深い見識と、また大きな技術的理解を示すものである。音楽史家で、バッハ研究の権威であるシュピッタの説によると、ケーテンの宮廷音楽家に、ヴィオラ・ダ・ガンバの奏者であったアーべル、およびリーニヒケという二人の名演奏家があって、バッハはこの人たちを目標として、この組曲を書いたものといわれている。ヴィオラ・ダ・ガンバは六弦あるいはそれ以上をもったチェロの前身にあたる楽器である。
またバッハは、ヴィオラ・ポンポーザという、五弦の、チェロに似た新楽器を発明したりしたところから見ても、この種の弦楽器に対して、深い興味を抱いていた結果が、このチェロ組曲となって現れたと考えられるのである。










