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サイズ22.5 x 16.5 cm ページ数: 総譜 134
出版社: Barenreiter
(ベーレン版) ベーレンライター版
収録曲
弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 作品59の1 「ラズモフスキー第1番」
弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調 作品59の2 「ラズモフスキー第2番」
弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 作品59の3 「ラズモフスキー第3番」
第7番 ヘ長調(ラズモフスキー1) Op.59-1
この曲は、全般に構想の大きな作品五九(三曲)のなかでもとくに雄大なもので、
またその手法も各所に思い切って革新的なものが見られ、
当時の評判ははなはだ悪かった。
ツェルニーは初演の際、居並ぶ人々がベートーヴェンは戯れにこんな作品を書いたのだろうと、
笑ったと伝えている。
基本資料は、自筆の原稿が、第一番、第二番がベルリンの国立図書館に、第三番がボンのベートーヴェン・ハウスに保存されている。
初版は、1808年、一月にウィーンの美術工芸社から出版された。
第8番 ホ短調 (ラズモフスキー2) Op.59-2
「ラズモフスキー」の第二番にあたるこの曲は、色々な点で第一番と異なっている。
第二番は、構造が第一番ほど大規模なものではなく、
第一番は外に大きく広がった構造だが、第二番は内省的で密度の高い音楽になっている。
楽章の配置は普通のソナタの配置に返って、第二楽章に緩徐楽章をあて、
第三楽章をスケルツォ(明記されていないが)とし、
さらに終楽章をロンド・ソナタ形式として、全く古典的なかたちをとっている。
そうしたなかに緊迫した繊細な情緒を閉じ込めることが、
この曲の意図であったとみられる。
第9番 ハ長調 (ラズモフスキー3) Op.59-3
この四重奏曲は、三曲の「ラズモフスキー四重奏曲」のなかでも、
もっとも明るく力強い作品である。
「ラズモフスキー四重奏曲」は一般に、
第一番が、「構成の大きな拡がりに特色のある曲」
第二番が、「内省的な密度の高い曲」
と見られ、そのいずれもがベートーヴェン中期の二つの面の表現と考えられ、
その解決点として、第三番が登場するようにいわれている。








